横領

マンション修繕費を横領疑い 元社員逮捕、9億円被害か

マンションの管理を委託されていた会社の元社員が、住民が積み立てていた修繕積立金を横領したとして、業務上横領の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、大阪府吹田市に本社を置くマンション管理会社「ビケンテクノ」の元課長(68)です。捜査関係者によりますと、元課長は昨年(令和5年)6月から10月の間、担当していた大阪市内のマンション管理組合の口座から、複数回にわたり合計約4,760万円を不正に引き出し、着服した疑いが持たれています。

元課長は、管理組合から預かっていた通帳を悪用し、自身の口座へ資金を移していたとみられています。

勤め先であった会社は、被害総額が約9億円にのぼる可能性があると発表しており、警察は余罪についても詳しく捜査を進める方針です。なお、元課長は昨年11月に懲戒解雇されています。